晃伸製機 / Kohshin Engineering
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発酵の仕組み


肥料とは(化学肥料と有機肥料)

化学肥料とは科学的に生成されたものや鉱物から作られたものなどで植物がすぐに吸収できる状態の無機物です。NPKなどを高濃度でそれぞれの割合も自由に調節することが出来ます。植物を人間にたとえた場合化学肥料はビタミン剤や病院で受ける点滴のように即効性があり強い効き方をします。

有機肥料は動物の排泄物や植物、食料残渣などから作られた植物の栄養となるものです。

動物の糞などの有機物は微生物の活動により分解され土の中の生物多様性を高める事に役立ちます。

有機肥料を施肥し続けることにより土壌の生物多様性が高まり、土の健全な状態が保たれる為、結果として健康な作物が育つようになるのです。有機肥料を使用することにより連作が可能になり病害虫の発生が減るというのは、土壌が健康になる為そこで育つ植物も強く健康に育つからです。有機肥料はまず環境を整えて健康を目指すと言う点で漢方などの東洋医学に近い効き方をします。


発酵処理の方法

畜糞などを発酵処理する際には好気性微生物による発酵を行います。発酵処理を効率的に立ち上げる為には畜糞の状態をバチルス菌などの好気性微生物が好む環境に調節する必要があります。

好気性微生物による発酵は酸素がある状態で多くのエネルギーを作り出し効率的に分解処理を行いますので畜糞は通気性を確保できる水分量に調節することが重要です。

生の鶏ふんなど水分量が高い場合は、おが屑やもみ殻のような水分量の低い有機物と混合する事により水分量を落とし通気性を確保します。発酵の立ち上げの際に適した水分量は処理する物の種類や状態により変化しますがおよそ60%に調整します。

また処理前の畜糞の菌叢は大腸菌などの腸内細菌が主となっており、発酵処理を行う微生物とは違う為、処理済の発酵鶏糞や発酵処理途中の畜糞を投入時に混ぜ込む事は素早く温度を上げる事に役立ちます。


畜糞の発酵処理とは

有機肥料を作る際の発酵とは微生物の活動により畜糞に含まれる易分解性のものを分解する過程をさします。

生糞をそのまま畑に施肥をした場合、生糞に含まれる易分解性の有機物が土中の微生物により分解されその際に高温やガスを発生し植物に悪影響与えることがあります。

また生糞には大腸菌やサルモネラ菌などの雑菌が生息している為、サラダに使われる野菜等に使われた場合食中毒の危険が増加します。

畜糞の発酵処理は好気性微生物の活動により行われ通常発酵処理中の糞は60度以上の状態が20日間程度続きます。サルモネラ菌、大腸菌、ブドウ球菌などの病原菌は大体60度の温度に数時間置くことで死滅し、雑草の種子等も60度で2日間処理する事で発芽率をほぼ0%にすることが出来ます。発酵処理をする事により人間にも植物にも安全な状態となります。