晃伸製機 / Kohshin Engineering
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FAQ 発酵のメリット

 
 

肥料とは (有機肥料と化学肥料)

有機肥料は動物の排泄物や植物、食料残渣などから作られた有機物を処理した肥料です。

有機肥料は土壌中の微生物の餌となりますので畑の土の生物多様性を高める事に役立ちます。有機肥料を施肥し続けることにより土壌の生物多様性が高まり、土の健全な状態が保たれる為、結果として健康な作物が育つようになります。有機肥料を使用することにより連作が可能になり病害虫の発生が減るというのは、土壌が健康になる為そこで育つ植物も強く健康に育つからです。

化学肥料とは科学的に生成されたものや鉱物から作られたものなどで植物がすぐに吸収できる状態の無機物です。植物の三大栄養素であるNPKなどを高濃度で含みそれぞれの割合も自由に調節することが出来ます。植物を人間にたとえた場合化学肥料はビタミン剤や病院で受ける点滴のように即効性があり強い効き方をします。

化学肥料のみの施肥を続けると土壌中の微生物の餌が足りなくなり微生物のバランスが崩れ病原菌が増殖しやすい環境になってしまいます。

有機肥料をバランスよく施肥することで植物の直接の栄養となるだけでなく土壌の環境を整える事ができ土壌の保水性、保肥性の向上、また微生物の多様性を促す事により植物の病害を減らすことも出来ます。

 

発酵処理の方法

発酵処理を効率的に立ち上げる為には畜糞の状態をバチルス菌などの好気性微生物が好む環境に調節する必要があります。

好気性微生物による発酵は酸素がある状態で多くのエネルギーを作り出し活発に分解処理を行いますので畜糞は空隙率を確保できる水分量に調節することが重要です。

 発酵中の微生物の変化

発酵中の微生物の変化

生の鶏ふんなど水分量が高い場合は、おが屑やもみ殻のような水分量の低い有機物と混合する事により水分量を落とし畜糞中の空気を確保します。十分な空気が畜糞の中に確保され微生物に酸素が供給される事で好気性発酵が起こり温度が上昇します。

微生物による発酵熱は畜糞の温度を60度程度に上昇させ病原菌や糞に含まれる雑草種子等を死滅させることが出来るとともに高温にさらす事でたんぱく質等を分解しやすくします。

また処理前の畜糞の菌叢は大腸菌などの腸内細菌が主となっており、畜糞の発酵処理を行う微生物とは違う為、処理済の発酵鶏糞や発酵処理途中の畜糞を撹拌発酵する前の処理物に混ぜ込む事は効率的な発酵処理の立ち上げに役立ちます。

 

発酵処理とは

有機肥料を作る際の発酵処理とは微生物の活動により畜糞に含まれる易分解性のものを分解する過程をさします。

生糞をそのまま施肥をした場合、ハエの発生や悪臭の問題だけでなく生糞に含まれる易分解性の有機物が土中の微生物により分解されその際に高温やガスを発生し植物に悪影響与えることがあります。また生糞には大腸菌やサルモネラ菌などの雑菌が生息している為、サラダに使われる野菜等に使われた場合食中毒の危険が増加します。

畜糞の発酵処理は好気性微生物の活動により行われ発酵処理中の畜糞は60度以上に発熱しその状態が20日間程度続きます。サルモネラ菌、大腸菌、ブドウ球菌などの病原菌は大体60度の温度に数時間置くことで死滅し、雑草の種子等も60度で2日間処理する事で発芽率をほぼ0%にすることが出来ます。十分に発酵処理をされた鶏ふんは衛生面からみても安心して使うことの出来る肥料となります。